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ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦
寝床と仕事は空の下

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ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦

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著者: 櫛田 佳代
定価: 本体1,500円+税
発行: 2004年12月
四六判・272頁

ホームレスが楽しく笑い、真剣に話し合い、あるときは路行く人を励ます、そんなホームレスがいることをあなたは信じることができますか? ストリートペーパー『ビッグイシュー日本版』を路上で売るホームレスと、「生きなおす」チャンスを提供しようとする者たちの感動ノンフィクション。

●作家・石田衣良氏推薦文(帯文より)
『ビッグイシュー』はおもしろい、それをつくり、売っている人たちは、もっともっとおもしろい。
●マスコミで絶賛
タウンニュース、日経産業新聞、文化放送、週刊東洋経済、毎日新聞夕刊、MEN’S NON-NO、インターネット新聞JANJAN、週刊井筒書店、週刊大衆などで紹介

●櫛田佳代氏のホームページ

著者紹介

櫛田 佳代(くしだ かよ)
フリーライター。1976年神奈川県生まれ。
法政大学法学部を卒業、システムエンジニアとしてシステム構築に従事。
その後フリーライターに転身。

主な内容

プロローグ
第1章 プロの販売員、ホームレスだけが売れるストリートペーパー
第2章 200円の価値を知っていますか?
第3章 ビッグイシューで人生やり直し
第4章 ビッグイシュー大阪事情
第5章 ホームレスがサッカーだって!?
エピローグ
おわりに

あとがき

『ホームレス』、この言葉を聞くと、
「逃げ出したんだろう?」
「上司に怒鳴られることもなく気楽にやってるんだろう?」
「なれるものなら俺だってなりたいよ」
という思いをほんの少しでも持つ人が多いのではないだろうか。現に私も「結局自分が原因を作ったんだから」と思わなかったかと言えば、正直、否定できない。
ある販売員に「なぜ路上に?」と聞いたところ、「なぜって言われても、いろんなことが重なり合って、絡みついて、そこから這い上がろうにも手も足も出なくなって、何が原因かって聞かれると自分でもどれが決定的だったのかわからないんだよ」と言われたことがある。
リストラ、金、逃避、喧嘩、酒、ギャンブル、大切な人の死、孤独…。原因はそれぞれ、さまざまあり、どう考えても本人に原因があることもあれば、誰もが犯しそうなほんの不注意であることもあり、外的な要因であることもあれば、それらが相互作用していることもある。何かが崩れ、そこにとどまることを許さない状況を作り、そして路上に出ることになるのだ。もちろん、路上生活をする人の中には「俺は好きでホームレスになったんだ」と言う人がいないわけでもない。
だが、どんな原因で路上に出たとしても、彼らには生きなおすチャンスがあまりに少なすぎる。
もし彼らを敗者だというのであれば、一体どこでその敗者復活戦ができるのか? それがビッグイシューであると私は思っている。ビッグイシューの販売員は上司もいないし、ノルマもない。働く時間は自分で決めることができるし、頑張れば頑張るなりに収入を得るチャンスを持てる。もちろん「自分はホームレスです」と名乗るようなものなので、そういう部分の勇気は必要だが、「今日の飯を得る」という目的だけで販売を始めたとしても、お客さんと触れ合えば社会性が、仲間たちと交流を持てば協調性が自然と身についてしまう。ビッグイシューは、路上生活と社会生活の狭間をつなぐ一つのツールなのではないだろうか。
ビッグイシューも販売員も生ものである。売上げは雑誌の内容や、季節・天候、販売員の売り方次第で左右されるし、その販売員も増えたと思えば減ってしまう。その当時はうまくいっていたことが思うようにいかなくなり、ダメだと思っていたことが再び機能することもある。本書に書かれていることは、そのときどきのものであって、読者の方がこれをいつ読まれるかによっては、また違う面もあるだろう。

本書を書くにあたり、有限会社ビッグイシューの佐野代表をはじめ、スタッフやボランティア、メディア関係者に多くのご協力をいただいた。そして何より販売員のみなさんからは、貴重な販売時間の中で不躾な質問を投げかけているのにも関わらず、嫌な顔をせずにご協力をいただくことができ、そして「本、書けたのか?」と最後の最後まで心配をしていただいた。さらに、ほぼ1日かかった、写真撮影にも快く付き合ってくださった。本当に感謝の気持ちが絶えない。また株式会社BKCの北村社長や玉木さんには、遅れている原稿を忍耐強く待っていただいた。表紙を撮影してくださったカメラマンの高松氏や、装丁を担当してくださった猪瀬氏は、私の無理な注文にも嫌な顔ひとつせず対応してくださった。

最近は大阪に続いて東京でも、9月からの月2階発行の影響がようやく出てきたようで、「お客さんが完全に戻ってきた!」という喜ばしい声も聞く。販売員が夏に比べて元気になったのも感じる。夏に疲れや病気で倒れて入院・休暇を取っていた人も少しずつ戻ってきた。
しかし過ごしやすい季節はすぐに通り過ぎ、もうすぐ屋外で眠るには厳しすぎる冬がやってくる。
これからますます広い地域でビッグイシューが販売されるようになるだろうし、今後、新しい展開も出てくるだろう。佐野代表が言う「WIN&WINの事業」をみなさんの目で見ていて欲しいし、何か思うことがあれば、私や(有)ビッグイシュー、販売員に意見を寄せて欲しい。
本書を読んでくださった方が、街頭で販売員を見かけるたびに「ホームレス」という枠でくくられている人々のことを少しでも考えていただけたら、私はこの本を書いたことに意味があったと感じることができるだろう。

2004年10月28日  櫛田 佳代

読者カード紹介

愛読者カード
21歳・女性
普通は話すことのないベンダーさんたちの思いやスタッフさんたちの思いに触れることができた。「人とのつながり」の大切さを知ることができた。

55歳・男性
自分の意志でなく突然社会の底辺に落ち復活を願いもだえる人々の声が一杯です。少しでも多くの人が読まれる事をおすすめしたいです。

21歳・女性
買って良かった。自分が持っていた偏見、先入観にも気づけたし、どんな思いで働いているか、労働状況等々売り手の顔を少しでも垣間見ることができた。
表紙カバーの写真にうつっている皆さんの笑顔が眩しいです。素敵なカバーだと思います。

46歳・女性
◎BIGISSUEを1号から買い続けていて、やめてしまった販売員さん、自立が決まり卒業された方etc.……、いろんな人と知り合えた。知らなかった様々な事情も書かれていて、読みごたえがあった。たくさんの人にこれから読んで欲しい。
◎実はこの本、会って2回目の販売員さんに買ったというと、貸してあげたのに、高かったろうといわれてビックリした。人を信頼されているのだなと思った。

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